鹿児島旅行のおすすめ観光マップ

鹿児島中央駅は、新幹線における玄関口であり、鹿児島空港からも空港バスが到着することで、鹿児島旅行の出発地として最適です。そこで今回は、鹿児島中央駅から出発する観光バスのルートに沿って、鹿児島市の人気スポットとその周辺情報を紹介していきます。
歴史やグルメなど、鹿児島旅行を満喫できるおすすめ観光マップです。ぜひ参考にしてみてください。
カゴシマシティービューで観光地を巡ろう

鹿児島市の観光をする際は、鹿児島市観光地周遊バスであるカゴシマシティービューを利用すると便利です。1回乗車するごとに大人190円、子供100円かかります。そこでおすすめなのが、カゴシマシティービューに加えて、観光電車や市電、市バスも1日乗り放題になるお得な一日乗車券です。
大人が600円、子供300円で乗り降り自由なので、さまざまな観光スポットを訪れることができます。カゴシマシティービューは、鹿児島中央駅東口のバスターミナル4番乗場より、8時30分から17時30分までの間、30分おきに出発しています。
幕末の薩摩の歴史を肌で感じる
鹿児島中央駅を出発して、まずは維新ふるさと館前に停まります。維新ふるさと館とは、鹿児島の歴史が一目でわかる、人気の観光スポットです。幕末の薩摩や日本の様子、また明治維新を支えた英雄たちの姿を展示や映像、またゲームなどの多彩な演出で分かりやすく紹介しています。
幕末、明治維新を楽しく学ぶことができるので、歴史にあまり興味が無い方やお子さんにもおすすめです。また維新ふるさと館がある加治屋町には、明治維新で活躍した西郷隆盛などの誕生地が点在しています。甲突川沿いにある加治屋町は、郷士と呼ばれる下級武士が住んでいる地域でした。
川向いにある高麗町で生まれた大久保利通は、少年期を加治屋町で過ごし、西郷隆盛と兄弟以上の絆を育んだといわれています。
鹿児島の繁華街で鹿児島グルメを満喫
次の停留所は天文館です。言わずと知れた鹿児島一の繁華街で、鹿児島グルメを存分に堪能できます。鹿児島は黒牛や黒豚、また薩摩地鶏などの特産物の他に、ラーメンも人気の高いグルメです。そこで、天文館の人気のお店を紹介します。
まずは、バス停より徒歩5分のテンパーク通り近くにある、正調さつま料理熊襲亭です。郷土料理と黒豚しゃぶしゃぶの専門店で、薩摩の滋味を堪能できます。さつま料理コースがあり、3240円からとなっています。次におすすめなのが、JA鹿児島県経済連直営で鹿児島黒牛や黒豚が味わえる、華蓮鹿児島店です。
バス停からは、徒歩約10分といったところでしょうか。ここでは、黒豚しゃぶしゃぶセットが4500円で味わえます。しゃぶしゃぶの他にも、黒豚豚カツが絶品です。また昭和25年創業の老舗、ラーメン専門こむらさき本店も人気です。
ラーメンの味1種類にこだわっており、鹿児島ラーメンを代表する名店で、バス停より徒歩3分ほどで到着します。さらに鹿児島発祥のかき氷である白熊も、ぜひ食べたい鹿児島グルメです。天文館通りを天文館公園に向かって約5分歩けば、白熊の本家である天文館むじゃき本店に着きます。
創業は1946年で、秘伝の自家製ミルクと蜜がとても美味なので、ぜひ堪能してください。標準の白熊が720円で、その他にもさまざまな種類の商品があります。また、天文館にはたくさんのお店があるので、どこへ食べに行けばよいのか迷われる方も多いと聞きます。
そこで利用してほしいのが、天まちサロンです。天文館地区の情報発信拠点として、東千石町にオープンしました。ベビーカー貸出や手荷物預かりをはじめとしたサービスとともに、観光案内や特産物の展示の機能を併せ持っています。
西南戦争の歴史を物語るビュースポット

次は、城山町にある西郷銅像前という停留所です。城山町の名前の由来ともなっている城山は、桜島や錦江湾、晴れた日は開聞岳や高千穂峰まで見渡すことができる標高107mの小高い丘です。600種類以上の植物が自生しています。
現在はビュースポットとして人気の高い場所ですが、西郷隆盛の銅像が建つように、西南戦争の歴史を物語る場所でもあります。そこで、どのような流れを受けて銅像が建ったのかを、周辺スポットとともに説明していきます。
まずは、1873年に西郷隆盛らによって設立された薩摩士族のための軍事学校である私学校の史跡です。鹿児島県令や大久保利通からの支援も受けていた学校でしたが、後にここの生徒たちが中心となり、西南戦争へと向かっていきました。
石垣には多くの銃弾跡が残り、戦の激しさを伝えています。次に西郷洞窟と呼ばれる、鹿児島市指定史跡の洞窟です。西南戦争最大の激戦地である田原坂から敗走を始めた西郷軍は転戦の末、故郷鹿児島に戻り、城山に立てこもって政府軍と戦いました。
その最期の6日間を間口3m、奥行き4mの狭い洞窟で過ごした後、洞窟を出た西郷は敵弾に倒れ、城山の地で自刃した1877年に49年の生涯の幕を閉じました。
そして西郷没後50年祭記念において、鹿児島市出身の彫刻家であり、渋谷の忠犬ハチ公の制作者の安藤照が8年をかけ制作し、1937年5月23日に銅像が完成しました。
わが国初の陸軍大将の制服姿でとてもりりしく、城山を背景に仁王立ちする高さ約8メートルの堂々たるモニュメントとなっています。像の手前には撮影スポットもあります。
(鹿児島を一泊二日の旅行で行くなら外せない観光スポット9選)
桜島と錦江湾が目の前に広がる景色は最高
西郷銅像前の停留所を出発後、名勝として名高い仙巌園や磯海水浴場などのスポットに立ち寄ることができる停留所でも乗降できます。仙巌園は桜島と錦江湾を一望できる広大な大名庭園が魅力で、入場料が大人1000円、小中学生500円となっています。
そしてまたバスに乗り、かごしま水族館前というバス停で降りてみてください。そこはウォーターフロント地区と呼ばれ、桜島に行くフェリーのターミナルがあったり、マグロや大型のエイが悠々と泳ぐ黒潮大水槽が圧巻のかごしま水族館があるなど、見どころ満載です。
また8月には九州最大級の花火大会である、かごしま錦江湾サマーナイト大花火大会が開催され、他県からも多くの観光客が訪れます。お出かけの時期が合えば、ぜひ絶好のロケーションを楽しんでみてください。そして、観光ルートを1周したカゴシマシティービューは、鹿児島中央駅に戻ります。
また土日のみ運航の夜景コースを巡る便もあり、昼間とはまた違った魅力の鹿児島を楽しむことができます。
関連資料(【公式】鹿児島 東急REIホテル|JR鹿児島中央駅徒歩5分の好立地)